医療痩身でもっと自分を好きになる!

医療痩身クリニックで師長を経験後、医療痩身は「自分を好きになる」ために悩む多くの人へもっと広まるべきだと感じ、ブログを開設しました。

脱毛に保湿は必要?に脱毛看護師が回答します。

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 エステ脱毛、医療脱毛双方を経験した脱毛看護師が、どちらの脱毛でも効果を上げる方法として保湿を強くお勧めします。

 今回の記事では脱毛する上での保湿の必要性、保湿していないことによるデメリット、正しい保湿、注目の成分についてお伝えしていきます。

 

・脱毛と保湿の関係

 脱毛器はターゲットとする部分の違いによって大きく2種類に分けられます。

毛根(毛乳頭、毛母細胞)をターゲットとするか、バルジ領域(幹細胞)をターゲットとするかの違いです。

 ターゲットの違いにより脱毛効果が今の毛周期の毛に出るか、次の毛周期の毛に出るかの違いはありますが、どちらもターンオーバーが正常に行われているほど効果が出やすいと言われています。

ターンオーバーとは?

表皮内の基底層で「表皮細胞」が生まれ、上に押し上げられ「角質細胞」となり、「垢」となって剥がれ落ちる、という流れが28日周期で繰り返されています。

しっかり内部まで保湿された肌はターンオーバーが活発なため、毛周期が短くなり、抜けるタイミングが早いです。また保湿力が高いと肌が柔らかいため毛が抜けやすい、埋もれ毛になりにくいというメリットもあります。

・脱毛前の保湿を行うメリット

施術時の痛みが軽減される。

乾燥している肌=キメの荒い肌です。

キメの荒い肌の中をレーザーが進む時、肌ダメージが大きいだけでなく、刺激を強く感じるため、痛みが苦手な方は保湿が重要になります。

出力アップできるので脱毛効果が上がる。

医療脱毛の場合、その方の毛質だけでなく、肌状態をみて出力設定を行います。しっかりと保湿された明るいお色味の肌は火傷リスクが下がるため、出力アップしやすいです。

肌トラブルのリスクが下がる。

乾燥のある肌状態の場合、起こりうる合併症は多くあります。火傷、毛膿炎、炎症による痒み、ひりつき、、、。また硬毛化というレーザーが肌に合わない場合に起こる合併症のリスクも高くなると言われています。(原因は諸説あるのですが、乾燥によりパワーが上げられないことで起こる場合もあると言われています)。

・脱毛後の保湿を行うメリット

脱毛効果が上がる

 実は脱毛後、効果が出るまでの2〜4週間(機械によって違います)の肌状態で脱毛効果の出方がかなり変わってきます。ターンオーバーが正常に行われる肌の場合、効果が出るまでが早いと言われています。1度の施術で1〜2割ほどの成長期の毛が生えて来なくなる医療脱毛ですが、この差が肌状態が大きく関わっています。少ない回数で施術が終了するとコスパも良いですよね!

脱毛後の肌の仕上がりが綺麗になる

 先ほどもお伝えしたようにしっかりと保湿された肌は柔らかく、脱毛後の毛がスムーズに抜け落ちます。硬く乾燥した肌の場合、埋もれ毛になります。

 それだけではなく、高温のレーザーを当てた後、毛穴は炎症して開いているため、熱を放置すると毛穴の黒ずみや色素沈着の原因にもなります。保湿することで炎症や毛穴の開きを抑えることはとても重要です。

 また、脱毛後の肌はフラッシュやレーザーによって水分が失われ、乾燥しやすくなります。これによって赤みや痒みを誘発してしまうので脱毛後の保湿は大切です。

脱毛期間中に保湿をしないデメリット

 逆にしっかりと保湿をしていない場合、上記で挙げたメリットとは正反対のことが起きてしまうので気をつけましょう。

 脱毛効果が低下する

 脱毛当日の肌状態を見て出力を決定するため、乾燥があるとパワーがあげられません

 また、脱毛後の乾燥はターンオーバーが正常に行われないこと、水分が含まれない硬い肌は毛が抜けづらいことから脱毛後の効果が落ちてしまいます。

回数がかかり、費用も増える。施術を断られてしまうこともある!

 繰り返しになりますが、保湿されていない乾燥した肌の場合、脱毛効果が落ちてしまうので、満足のいく効果を得られるまでに回数が必要になります。また、出力があげられないと細い毛がなかなかなくならないため、途中から効果を感じなくなる可能性もあります。そうなると費用がかさみ、肌ダメージを与えているだけの行為になりかねません。

 また、乾燥で皮むけや赤み、皮膚が硬くなっている箇所、ヒビ割れている箇所は火傷リスクが高いためその箇所にレーザーが当てられない場合もあります

脱毛中に痛みを感じやすくなる

保湿されずに乾燥したキメの荒い肌は潤いがなく、熱ダメージを受けた時の熱さや刺激を大きく感じてしまいます。特にVIOや脇など毛質がしっかりしている箇所はどうしても痛みが強くなってしまうので保湿し痛みを和らげないと継続が難しくなってしまいます。

肌トラブルが増える 

 乾燥した肌にレーザーを当てると炎症により赤みや痒みが出たり、火傷になる可能性が高くなります。

 また、毛穴が溜め込んだ熱が緩和されにくいため、毛が無くなった後の色素沈着や黒ずみの原因になってしまいます。

 また、背中や臀部、胸部のニキビは乾燥により誘発されることも多いのですが、炎症の強いニキビは照射ができません。また、照射により皮脂腺が刺激された後、保湿を怠るとニキビ悪化の要因になります。

 

・おすすめのケアについて

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 ここまでメリットデメリットを説明しましたが、効果的な保湿の仕方を説明します。

 何もしないより毎日塗ってみる!が一番大切です。

 習慣付けることって何より難しいことだと思います。

 それを踏まえた上でおすすめのケアを紹介します。

保湿は水分+油分が大切

 保湿と聞くとオイルやクリームのみで終了させる方は多いのですが、油分のみではお肌の表面をコーティングするだけの役割です。

 すでに乾燥がある肌を脱毛向けの潤った肌に戻す際の保湿に必要なのは水分です。

 そのため、化粧水・ローション・美容液など(どれか1つで大丈夫です)も併用する必要があります。

 水分のみでは蒸発してしまうため、そのあとに塗布するのが、クリーム・ミルク・オイルなどといった油分です。

VIOの保湿は無着色・無香料・油分少な目がお勧めです。

 脱毛を始めるまで気づかない場合が多いのですが、VIOは実は一番乾燥している部位な場合が多いです。乾燥の原因の1つに摩擦がありますが、ショーツや生理用品のスレで一番摩擦が起きている箇所です。またこの摩擦による乾燥が原因で色素沈着が濃くなり黒ずみの原因になっています。

 そんなVIO、かなりデリケートな箇所で、使うものを間違えるとより乾燥したり、炎症を引き起こしかぶれの原因になります

 VIOは蒸れやすい部分のため油分が少ないものを使用すること、黒ずみが気になる方は美白成分や幹細胞入りのものを使用することが大切です。

・脱毛直前の保湿はNG?脱毛当日の保湿について。

  脱毛当日の保湿によって、油分や余計な成分が肌に付着しているとレーザーが反応し、照射したい毛根やバルジ領域にスムーズにレーザーが伝わらなくなる可能性があります。こうなると脱毛効果が落ちてしまうため当日、脱毛前の保湿はNGとされています。


 また、脱毛後の保湿に関しても油分の多いものは避けましょう。毛穴詰まりや、毛穴に雑菌が入る原因になるため脱毛効果が落ちたり、炎症を起こし毛膿炎になる可能性があります。軽めのローションや乳液がお勧めです。

 

 脱毛効果の出しやすい潤った肌づくりは、日々の積み重ねによるものです。

 まずは習慣化することを目標にお風呂上りのルーティーンに保湿をプラスしてみましょう。